日曜のゴールデンカップに参加し結果としては3試合して2勝1敗(スピーカースコアは2勝のビリ)でした。
今年は関東からのディベーターや九州からのジャッジなどDiversity強めの、もはや通常の大会の様な雰囲気でした笑
ジャッジ育成のための大会ということですが例年は9月にあるところを今年は5月開催だったため若葉杯や関西夏合宿(今年からはJPDU Westになってるぽいですが)でのジャッジ経験を積む前の鬼畜スケジュールになってしまいましたね笑
大会後なのでジャッジに対するフィードバックや感想(愚痴じゃありません)について記してもいいんですがただの性格悪い先輩になりそうですし、大会中に色んな先輩方からたくさんいただいたと思われるので割愛します
ここでは最近自分が感じているPrinciple/Practical論について書こうかなと思います
(ゴールデンでprinciple話したのに評価あんまし評価されなくて悔しかったからではありません、決して。)
まあ多くの方の二番煎じかもしれませんが(;^_^A
(時がたつにつれて自分のディベート観も変わってきているので現時点での僕の考え方になります)
〇What is practical?
僕の中でプラクティカルというと2つ意味するかなあと思います
1:何かが発生する「メカニズム」
2:何かしらの印象を与える「イラスト」
1はまあ分かると思うので2について。
よくPractical impactというと「人が死ぬ」「Mental suffer」「Injury」などと言いますが、ぶっちゃけ極端なこと言うとSo what?なんじゃないかなあと。
人間の直観レベルでこれらはやばそうと思われるものではありますが、そこ自体に「なぜそれが重要なのか?」というlogicは別段ない気がします。
それらは全て「どういうcontextにおける」事象で「誰の視点から判断すべき」事柄かによって良し悪しが変わるんじゃないでしょうか
物事の良し悪しを深めていった場合「命は大事」などとなるかもですがそれは僕の解釈では最早Principleになります。
なので「プラのインパクトで差がついた」というと「自分の直観やバイアスに任せて特定の事象を重要視しました」みたいなことになってしまうのかなあと
もちろんどこでも差が付きようがなくて最終的に直感的な差でしか判断できない場合はあるかもしれませんが、あんまりないかなと思います
また極端なことを言うと「Govのハームの方が起こりやすいと思いました」で差をつけるなら「なぜ起こりやすさが重要なのか」という説明が必要になり、
「起こりやすいということはより多くの人が苦しむからです」と言えば「なぜ多くの人が苦しむことが悪いのか」という説明が必要になるでしょう。
そうするとやっぱりこれらの判断はPrincipleの価値判断にゆだねられるのではないでしょうか。
ということで僕の思うPrincipleを説明しようと思います。
〇What is Principle?
(内容はPhilosophy Debate Openの運営の方々が公開されている資料と類似しているかもしれません)
Principleは何かに対する「良い/悪い」の価値判断だと考えています
1:変化/結果に対する価値判断(Practical impactの価値判断)
「XがAをするとBが起きるからGood / Bad」など何かしら事象が発生する前提を踏まえた価値判断になります
2:状態に対する価値判断
「XがAをすることそのものがGood / Bad」などsituationそのものに対する価値判断です。
今政治哲学の授業を取っているせいか何なのかわかりませんが、マイブームは後者です(笑)
まあ変化依存と状態依存といってもこれも程度物で、どこまでの変化を想定するかということにはなるかと。
いくつか僕なりの具体例を書いてみようかと思いますので参考になれば幸いです。
Freedom of Choice
①結果依存
個人の幸福につながるから/つながると思われるから大事
②状態依存
そもそも個人の自由は何者にも制限されるものではない
Parental right
①結果依存
子の幸せに繋がる/つながると思われるから大事
②状態依存
・義務論として親が生んだ以上親が育てる権利を有する
・政府から委託されてるから自由にして良い etc.
Affirmative action / compensation
①結果依存
ハッピーにするためにやるんや!
②状態依存
・機会の均等達成のため
・過去のハームとそれに起因する現在の不平等を是正するため
THW give more votes to the poor.
・Poorが今Welfare足りなかったりして苦しんでるから票数増やして助ける
⇒「Poorが幸福になる」に依存
・政治的発言力が少ないから票数を増やすことによる是正
⇒「政治的発言力の差」に依存
・政治に対する関心が少ないのが問題
⇒「現状関心が少なくてGovの世界で関心が増える」に依存
ここら辺の話をするときに僕が個人的に大事だと思うことに「結果の肯定」と「方法の肯定」があるんですがそれはまたの機会に書こうかと思います。