とあるまさおの討論録(ディベートログ)

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まさおがディベートについて思ったことをつらつらと書いていきます。ご自身の意見等あれば是非コメントしていただきたいです。Twitter→@masaoopen

R19:Asian BP振り返り (前編)

はい、見事に筆不精っぷりを発揮してしまいました。

 

以前の記事で軽く「Asian BPについて書きます~」と言っておきながら、気が付けばAsian BPが終わってからもう一か月?チョットヨクワカラナイデスネ( ^ω^)・・・

 

大会練習したり資料大量に作ったりラジバンダリ(古い)してたら遅くなりましたがしっかり書きます、はい。

 

Facebookに書いたことの補足とかの意味も込めて以下のようなことについて触れようかと思います

 

1.海外大会のすすめ(これ一番大事)

2.海外大会のジャッジをどう頑張るか?

3.忘れてはいけないマナーやモラル(Facebookの補足みたいな位置づけです)

4.海外大会に行く際の注意点

 

(書いていて疲れたので前編として今回は1と2について書きます)

 

1.海外大会のすすめ

 

①普通に海外に行くのが楽しい!

今回はベトナムハノイで開かれたのですが、東南アジア初経験の私からしたら面白いことばかりでした。

良く分からない味のベトナム料理(フォーとか?)を食べてみたり、ホテルの近くにあった日本料理店に行ってみたりと奇怪な行動の数々。

特にベトナムは物価が安くて何かと楽しかったです

(ここまでボキャ貧過ぎてやばいですね、さすがイラストできない系ディベーター)

 

②他の参加者と仲良くなれて楽しい!

今回僕は関西圏からの唯一の参加者で非常に心細かったのですが、九州中部関東の他の参加者の方々と交流してとても仲良くなれた気がします。意外と国内にいては他の地域の方々といきなり仲良くなるのは難しかったりするので、海外の参加者と交流するのが難しいと思う人でも参加してみる価値は十分あると思います!

 

③海外/世界のトップレベルを肌で感じることができる

僕は予選で2~3回くらいトップレベルのチーム(Open Grand Finalist, Top 10 Best speakers)とかをジャッジする機会があり、またR4ではACだったTel AvivのDan Lahav(ESLでWUDCのOpen Best Speakerとかとにかくすごい人)と一緒にジャッジをする機会がありました。まじ感動ものです。

もちろんブレイクラウンドも観戦することができるので、自分がジャッジでなかったりブレイクできなかったとしても直に見ることができます。

 

てな感じでとにかく海外大会最高です。

 

 

2.海外大会でどう頑張るか?

 

①海外ジャッジ→ディベーターの評価について

1:そんなに変なジャッジをしているという感じはない

R2のジャッジはいまだに解せない(詳細は省く)んですが、それ以外のラウンドのChairでブレイクしていたようなレベルの人はどの人もめちゃくちゃジャッジ上手かったです

 

2:多少unrealisticに聞こえかねないアーギュメントもイラスト・ロジック・フレームでカバーしていれば評価される

これはR4で感じた事なんですが、

R4

This House Believes That military doctors that have conducted, or supervised on, methods aimed to extort information from prisoners should be barred by medical associations from practicing medicine in the civil sphere

Govの「拷問とかを減らせる」という話に対してCOが出してきた議論が

A. 現状は人を助けようとする医者が軍に行っている

B. APではultra-nationalistな医者で「拷問最高」みたいなやつらばかりが軍に行くようになる

→歯止めが利かなくなって余計拷問が悪化する

とおう話を出していました。

僕は聞きながら一瞬「まじ?」って思ったんですが特にWhipから丁寧なイラスト・両サイド比較・フレームを通して押しなおされていました。

結果ジャッジ3人ともコンセで1位にし、79~80とかついていたと思います。

 

3:Technicalityの評価は日本より重め?

日本ではTechnicalityを評価の基準に使うよりはアーギュメントの比較を単純にすることが多い気がしますが、どのラウンドのジャッジも大体反論POIの姿勢とかDynamicsとかを考慮していました。

イメージとしては「中身での比較」→「Technicalityの比較」といった感じで両方を同様に重視して説明していた感じです

 

②特にジャッジに関して

1:リスニング能力

以前よりは英語が聞けるようになり早い英語もまあ分かる様にはなりましたが、やはり「訛り」は1つ大きな壁でした。僕の場合はバングラデシュ近辺のチームの英語を聴くのが難しかったので、大会前には色んな大会の動画を聴いて訛りに慣れておくのが大事かと思いました。

例)

Debate India

Debate India - YouTube

Malaysian Debaters TV

Malaysian Debaters TV - Powered by MIDP - YouTube

Monash (オーストラリア)

Monash Association of Debaters - YouTube

 

2:ディスカッション能力

ジャッジテストが良くない限り多分パネルスタートになると思うのですが、まあディスカッションのやりにくいこと。Chairの人は話を回してくれない(特にinitialが変に一緒だと)し、発言の機会や時間が短い。ので、端的にまとめて議論に貢献することが大事ですね。(そもそもディスカッションをほぼしないアリエンティジャッジがいたりもしましたが)

ちなみに僕は「こういう理由で別の順位にすることもできるんじゃない?」の懐疑的スタンスで議論に貢献しようとしたら、Chairに即否定されるし点数低くつけられるしの場合が多かったです。悲しい。

 

 3:ジャッジテスト

今回のジャッジテストは以下のような形式で行われました。

・Arrivalの日の夜に部屋に集まり試合をジャッジ

・そこから約1時間を与えられ、その間にRFDを作る

Googleフォームで提出する。その際RFDとは別に簡単なジャッジングに関する質問がいくつかある

JTのDebaterはinviteされたゴリ強い方々

(今回で言えばBody Andika, Briang Wong, Shar May Nar, Miko Alazasとかめっちゃ豪華でした)

って感じです。注意点は以下のような感じ

・机の無い部屋に詰め込まれ狭い所でフローを取らなければいけなかった

→バインダー必須。もしくはPC

Googleフォームで提出するのでWi-FIが必須。スマホフリック入力が遅い人はPC必須

って感じでした。事前にACに連絡を取ってJTの形式を(教えてくれたら)知っておくと対応しやすいと思いました

 

 

ちょっと疲れたので前編と後編に分けて書こうと思います笑

今回はここまでということで。