とあるまさおの討論録(ディベートログ)

とあるまさおの討論録(ディベートログ)

まさおがディベートについて思ったことをつらつらと書いていきます。ご自身の意見等あれば是非コメントしていただきたいです。Twitter→@masaoopen

R11:Golden振り返り こんなこと言ってました

備忘録の目的で、まさおがGolden Cupの各ラウンドでどんなアーギュメントを言ったかを記録しておこうと思います。

 

スピーカースコアは全然だったのできっと大したこと言ってないと思いますが笑、もし参考になりましたら幸いです

 

R1

THBT developing countries should introduce environmental tax. (Opp)

 

「主体は途上国だけど視点は全世界でいいのかなあ」とか思いつつプレパしてました。PM聞いた感じGovと解釈はずれてなかったので良かったです。

「途上国の環境保護より経済発展を優先する権利」をメインに話しました。主には過去の植民地化とかキャパの無さを理由にしてました

 

PMとLOの時点では良い感じに噛み合って競ってるかなあと思ってたのですが、MGから来た「これからの国益(環境破壊からくるハーム)に対する責任はある」というのに「あ、やばいこれは返せない」と思ったのでMOから「経済発展を優先する方がBeneficialやでえ」とすり替えて逃げようとしたところジャッジからは「環境より経済のインパクトの方が大きいと思った」ということで、2-2で割れたものの勝利。(1名トレイニーの方がいたため)

 

まあでもコアはPrincipleだよなあと思いつつ、ORに戻って他の方とお話しても「まあtaxはやっぱりPrincipleメインなんじゃない?環境ってCommon wealthだしGovの方がやりやすそうだけど」という感じになりました。

但しOppは開き直ってプラゴリ押しした方がよさそうかもしれないです。

 

 

R2

THBT the publication of opinion polls does more harm than good for democracy. (Gov)

前日にプレパしたMotionだったので思わずORで歓喜(ガチ勢)

基本的な路線としてはVoter目線で

1:自分の支持してる候補者が明らかに負けそうな時

→諦めて投票先変えるかそもそも投票に行かなくなる

2:自分の支持してる候補者が明らかに勝ちそうな時

→行かなくても勝ちそうと思うから投票いかなくなる

⇒どちらの場合も自分の当初の意見を反映していない

 

というプラをもとに、なぜ民主主義(主に選挙期間)において政治家は国民の真の意見を聞く必要があるのか、という価値観を押しました。

簡潔に言うと現実とCompromiseするのは政治家と官僚の議論ですることやから選挙では国民の理想論を吸い上げるのが大事、みたいな感じです。

 

あとは

・そもそもOpinion Pollの標本実は偏ってて信憑性に欠ける

(出口前調査は仕事忙しくて期日前投票した人の意見含まれないし、電話調査は在宅の主婦/夫や老人の意見多めだし、新聞社のアンケートとかはその新聞の読者しかいないから思想が偏っている)

・PublicationのDebateやから選挙期間外に政治家が国民の意見を知りたければやってよし

(Oppからの想定される「選挙期間外に国民の意見を聞く方法として大事」に対応)

 ・そもそも自分以外の誰がどこに投票してるかという情報は「自分/国にとってどのような政治が望ましいか」に関係ないからダメ

(上手く言語化できなかったため押し切れず)

という感じ。

 

ただ結局Oppが言ってた

・Maximized info大事、Opinion Poll見た後に色んな情報サーチする

・Objectiveやからオッケー

・標本の偏りはFixとかPunishすればええやん

にジャッジがより説得されたため敗北。無念。

 

ちなみにこの試合では僕らはプラで勝つつもり全然なかったですし「子のディベートはPrinciple」って鬼のように言ってましたが結局ジャッジによるとベネフィット/ハームでVoteが決まったようです。

 

他の試合では強引にGovでMinority守りに行った方もいたそうです、むしろすごい(笑)

 

 

 

R3

THBT women should be criminally liable for harm to fetuses in utero as a result of their lifestyle choices (Opp)

Motion出た瞬間「モラハイなさ過ぎオワタ」「何言うねん」って感じで10分溶かした後 、「LOからきちんとPrincipleで勝ちに行って、MOからプラ出しとこう」という姑息な戦法になりました。笑

 

LOからは3つ。

1:そもそもFetusは今独立した命ではないからそれに対するハームには責任ない。まあわんちゃん命かもしれんとしても国が決めるの良くないんじゃない?(ban abortionの動画から引用、的な)

2:それらの子供はDisabilityとか持って生まれてくるかもしれんけど、それをPunishすることによって悪いことってLabelingするの間違ってない?

3:そもそもLifestyle choiceとFetusへのハームのLinkage薄すぎるからLiability課すのダメじゃない?

(父親をPunishするなら近所のヘビースモーカーとかどこまで責任があればPunishして良いのか説明しろ、父親はPunishしないならなんで父親のSpermに対して母親だけUniqueに育児に対する責任あるんか説明しろ)(ほぼほぼただの印象操作)

 

これにMOから

(前提:喫煙とか飲酒、激しい労働とかやめるのしんどいから)

1:そもそも病院行かなくなる→子供やっべっぞ

2:子供産まなくなる→社会全体やっべっぞ

みたいな嘘くさい奴をかませました。笑

 

Govからきてた「今命じゃないけど将来命やん」とかには反論し損ねてましたが(目論見通り)プラで勝ってました笑

 

Govは不満そうでした、すみませんww

 

 

 

はい、以上何のメッセージ性もなかったですがこんな感じです。

 

ちなみにFacebookにリンク張ったらその日のうちに250PVくらい来てビビりました。皆さんお暇なんですか?(突然の煽り) 

 

毎回Facebookで更新の報告するの恥ずかしいですが、しなければしないでPV来ないだろうしそれは若干寂しいので新しくTwitterアカウント作るか何か考えます(´・ω・`)

 

何かいいアイディアありましたらご教授ください笑

R10:Golden Cupお疲れ様でした ~Practical / Principle~

日曜のゴールデンカップに参加し結果としては3試合して2勝1敗(スピーカースコアは2勝のビリ)でした。

 

今年は関東からのディベーターや九州からのジャッジなどDiversity強めの、もはや通常の大会の様な雰囲気でした笑

 

ジャッジ育成のための大会ということですが例年は9月にあるところを今年は5月開催だったため若葉杯や関西夏合宿(今年からはJPDU Westになってるぽいですが)でのジャッジ経験を積む前の鬼畜スケジュールになってしまいましたね笑

 

大会後なのでジャッジに対するフィードバックや感想(愚痴じゃありません)について記してもいいんですがただの性格悪い先輩になりそうですし、大会中に色んな先輩方からたくさんいただいたと思われるので割愛します

 

ここでは最近自分が感じているPrinciple/Practical論について書こうかなと思います

(ゴールデンでprinciple話したのに評価あんまし評価されなくて悔しかったからではありません、決して。)

 

まあ多くの方の二番煎じかもしれませんが(;^_^A

(時がたつにつれて自分のディベート観も変わってきているので現時点での僕の考え方になります)

 

 

〇What is practical?

僕の中でプラクティカルというと2つ意味するかなあと思います

1:何かが発生する「メカニズム」

2:何かしらの印象を与える「イラスト」 

1はまあ分かると思うので2について。

 

よくPractical impactというと「人が死ぬ」「Mental suffer」「Injury」などと言いますが、ぶっちゃけ極端なこと言うとSo what?なんじゃないかなあと。

人間の直観レベルでこれらはやばそうと思われるものではありますが、そこ自体に「なぜそれが重要なのか?」というlogicは別段ない気がします。

 

それらは全て「どういうcontextにおける」事象で「誰の視点から判断すべき」事柄かによって良し悪しが変わるんじゃないでしょうか

 

物事の良し悪しを深めていった場合「命は大事」などとなるかもですがそれは僕の解釈では最早Principleになります。

 

なので「プラのインパクトで差がついた」というと「自分の直観やバイアスに任せて特定の事象を重要視しました」みたいなことになってしまうのかなあと

もちろんどこでも差が付きようがなくて最終的に直感的な差でしか判断できない場合はあるかもしれませんが、あんまりないかなと思います

 

また極端なことを言うと「Govのハームの方が起こりやすいと思いました」で差をつけるなら「なぜ起こりやすさが重要なのか」という説明が必要になり、

「起こりやすいということはより多くの人が苦しむからです」と言えば「なぜ多くの人が苦しむことが悪いのか」という説明が必要になるでしょう。

そうするとやっぱりこれらの判断はPrincipleの価値判断にゆだねられるのではないでしょうか。

 

 

 

ということで僕の思うPrincipleを説明しようと思います。

 

〇What is Principle?

(内容はPhilosophy Debate Openの運営の方々が公開されている資料と類似しているかもしれません) 

Principleは何かに対する「良い/悪い」の価値判断だと考えています

1:変化/結果に対する価値判断(Practical impactの価値判断)

「XがAをするとBが起きるからGood / Bad」など何かしら事象が発生する前提を踏まえた価値判断になります

2:状態に対する価値判断

「XがAをすることそのものがGood / Bad」などsituationそのものに対する価値判断です。

 今政治哲学の授業を取っているせいか何なのかわかりませんが、マイブームは後者です(笑)

まあ変化依存と状態依存といってもこれも程度物で、どこまでの変化を想定するかということにはなるかと。

 

いくつか僕なりの具体例を書いてみようかと思いますので参考になれば幸いです。

 

 

Freedom of Choice

①結果依存

 個人の幸福につながるから/つながると思われるから大事

②状態依存

そもそも個人の自由は何者にも制限されるものではない

 

 Parental right

①結果依存

子の幸せに繋がる/つながると思われるから大事

②状態依存

・義務論として親が生んだ以上親が育てる権利を有する

・政府から委託されてるから自由にして良い etc.

 

Affirmative action / compensation

①結果依存

ハッピーにするためにやるんや!

②状態依存

・機会の均等達成のため

・過去のハームとそれに起因する現在の不平等を是正するため

 

 THW give more votes to the poor.

・Poorが今Welfare足りなかったりして苦しんでるから票数増やして助ける

⇒「Poorが幸福になる」に依存

・政治的発言力が少ないから票数を増やすことによる是正

⇒「政治的発言力の差」に依存

 ・政治に対する関心が少ないのが問題

⇒「現状関心が少なくてGovの世界で関心が増える」に依存

 

ここら辺の話をするときに僕が個人的に大事だと思うことに「結果の肯定」と「方法の肯定」があるんですがそれはまたの機会に書こうかと思います。

閑話休題 ~久々に再開しようかと思います~

ふと思い出してブログ引っ張り出してきました(笑)

 

最近なんとなく忙しかったり体調崩し気味だったりでディベートへのモチベ低下気味(当社比)なんですが、

 

やっぱり文章を書くのは好きみたいで

motionの解説なりなんなり書くと楽しいんですね

 

 

なので自己満でもいいからブログの更新再開しようかなあと思います!

 

 

motion解説やクッキーカッターとかの話してもいいんですが浅井さん

(夏セミンゴ2018)

や他の先人の方々の方が詳しいですし

僕がそんなに上手く解説できるとも思わなかったので

自分から書くことは(多分)しないかとお持ちます笑

 

リクエストがあればなんでもします、多分笑

 

 

なのでなにかご希望がありましたらコメントなどにどうぞよろしくお願いします~