R9:嬉し悲しのBP
Japan BPお疲れ様でした。個人的にはジャッジブレイクできなくてまじgriefでした。
BPジャッジで参加した大会は初めてで、個人的に思ったことをいくつかまとめたいと思います。(一個人の意見ですのでアホみたいなことを述べていても優しく見守るor意見を述べる、に留めてくださるとありがたいです)
1,スピーカースコアの揺れが激しい
この点において僕は「low/tie winがダメである」システムには反対です。(特にBPにおいて)
そもそもスピーカーの評価においてはMatterとMannerの両方が用いられるのに、
勝敗に関しては基本的にMatterでしか決められません。
「非常に分かりにくいが実はいいことを言っていたらしいチーム」と「全体としてとてもわかり易く説明がされていたがある1点(反論漏らしでもロジックジャンプでもなんでもよいでしょう)において劣るチーム」を比べる際、
比較した際のチームとしてのケース強さは前者かも知れませんが、スピーカーとしてのパフォーマンスは後者の方が上ではないでしょうか?
(負けているので低いだろうと言われればそれまでですが)
特にBPにおいては1位/4位のチームの点数を基準にし、そこから何点差かを考えて付けていくということが多いのでは、と本大会で思いました。
そうするとスピーカーのパフォーマンスが点数として評価されないこともあるのではないでしょうか?
2,ジャッジの評価ってどうするの?
僕は今回万年パネルでしたのでディスカッションでジャッジングに貢献する形となりましたが、一体どこが評価されるのでしょうか?
間違っているとか制度を変えろなどとは思いませんが、ディスカッションにおける評価の基準を明らかにしなければinitial voteやジャッジの好みによる影響が大きくなってしまうのでは、と思ってしまうのが正直なところです。
3,ジャッジ時間足りない
こればっかりは仕方ないですね。
ですが自分でも綺麗に納得出来ていない、腑に落ちていない結果を出すのは多少なりとも嫌でした。
経験を積んで、短い時間でもしっかり考えられるようにならなければと思いました。
4,最終的にジャッジの評価もパラレルになる
バイアスをなくそうと努力しても、最終的に主観が入ってしまう部分はあると思います。
その点においてジャッジの評価が変わり、「そっちの考え方もあるし分かるなあ、でも自分の考え方の方が合ってると思うなあ」ということは発生しうると思います。
困るのはその二つの考え方に優劣がなさそうに思えることです。
今回でしたら、R1の「high possibility of a long term reduction」においてGovのBOPに「どのようなデータを元にして行動しているのか」というのは必要か、などでしょうか。
motionから自動的に規定される話や生じるburdenの理解は難しいところです。
これも僕自身が未熟なせいだからでしょう、今後より一層精進していきたいです。